平成27年9月
阿用小学校4年生の阿用川生き物調査がありました。
磨石山・くのじ山・アメダスまでの笹刈り作業を実施。
みーもスクールで間伐授業を実施、子供達も頑張りました。
みーもスクールの2回目授業です。
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9月13日(日)午前9時から阿用小学校4年生13名、学校教員5名、保護者の方5名、阿用の里山を守る会6名、大学生2名、交流センター関係スタッフ8名、合計39名で現場授業の開始です。早朝まで強い雨模様でしたが、開始時間には好天となりました。今回は2回目、1回目は6月25日に小学校で座学。
山の間伐などの手入れが何故必要なのか・土砂崩れ水の保水力低下に繋がることなどを勉強しました。
現場授業は始めての取組、スタッフで道路からの進入路の整備や仮設トイレ、下刈りなども実施。子供たちも
初めての山作業、幾つかの注意事項(ふざけない・足元を注意して歩くこと)を聞いて現場に移動しました。
木の倒し方とノコの使い方を学びます。
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森林インストラクターの竹田さんから、木の切り方について指導を受けます。ロープワークで倒す方向とは逆から引っ張り倒しますが、切り口を子供たちが交代で切っていきます。上手にノコを使う子、ノコがしなって上手くいかない子などワイワイガヤガヤ楽しく作業です。3班に分かれて全体で10本間伐しました。時間は約2時間かかりました。
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山の尾根なので、足元は比較的安定しており子どもたちは懸命にロープを引っ張ります。木が倒れるとワーと大声と拍手。受け口(倒す側に作る切り口)が重要で上手く作ってないと安全になりません。
受け口を作ります。
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だんだん上手にノコが使えるようになりました。
倒した木材の枝を切ります。
かなりの時間ノコを使い、枝を切る作業になると、どっと近寄ってくれます。あっと言う間に終了です。
丸太材が次々に出来ました。
熱心な作業も終了間近かです。枝払いもスムースにやりました。
間伐材を道路まで運びました。
間伐材を現場から運びます。みんなで切った丸太材ですが、生木のため重いです。足元に気をつけて山を下りました。達成感にひたった顔が印象的です。
お昼ご飯は蓮花寺で済ませ、午後は磨石山に登って歴史の話を聞きました。
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この山は500年前に、当時は「あよの城」として山城があった場所。蓮岡さん(大乗寺御住職)に当時の歴史をお話いただきました。
阿用小学校など阿用地区が一望できる場所での、お話で熱心に聞きました。
現場入り口スナップです。
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みーもスクール事業は、今年度から島根県の事業としてスタート、阿用振興会として県に申請し補助金の決定をいただき始めたものです。出来れば継続して保護者の方も含めて森や木々の役割などを現場実習を取り入れて実施したいと考えています。
今日の授業について子供たちは、「楽しく良かった。また山に来たい」との感想を聞きました。保護者の方は、やや疲れたとの感想。関係者のみなさんに御協力いただき無事に授業が終了しました。ありがとうございました。
あようっ子田んぼ稲刈りが終わりました。9月18日
秋空のもと元気な声が響き、ハデかけ作業も終了です。
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阿用小学校の近くにある3アールほどの田んぼ、当初は7日の予定でしたが雨続きで順延となり今日やっと行う事が出来ました。刈り取り作業は30分ほどでした。
学年別に作業を分担します。
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1・2年生は刈り取った稲を運びます。3・4年生は稲をハデにかける人に渡す役、5・6年生は田んぼで稲を刈り取ります。
有機農法塾のメンバーや民生児童委員、保護者のみなさんなど参加
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田んぼの持ち主である景山さんから鎌の使い方、稲の束ね方などを伝授、刈るのはスムースですが、束ねることは一寸苦労です。
連携プレーが上手くなって、どんどん作業が進みます。
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田んぼからハデまで運ぶ役です。「僕のほうが多いよ」「ちがう僕が多いよ」大きな声が響き、見物客の笑顔が絶えません。
30分で作業は完了です。
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田んぼやハデの傍に落穂があり、みんなで拾って終了です。
校長先生や朝日民生委員から「今日の目当て(目標)が出来た人」全員が手を挙げました。来月には新米が出来みんなで美味しいご飯をたべることが出来ます。
阿用小学校の校庭草そぎ作業を行ないました。
秋の交通安全週間、カーブミラー掃除・テント村が開設。
島根大学で中山間地フイールド演習中間報告会がありました。
9月29日島根大学校内で報告会がありました。
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今年度、雲南市内の8自主組織に学生が2名~3名ずつ演習に入っています。阿用地区にも3名の学生が入り、各種の事業に参加し自己研鑽と事業への意見等をまとめる作業を行なっています。
阿用地区では、通学合宿・みーもスクールなどにホスト役として学生に参加してもらっています。
通学合宿・みーもスクールについて学生としての意見発表。
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通学合宿・みーもスクールについて学生としての意見発表。
通学合宿について、①スタッフ間の情報共有が不足 ②子供たちの役割分担の不明瞭さ ③宿題サポーターの人数不足 などの意見でした。みーもスクールについては、①保護者への参加呼びかけがあったものの、参加者が少ない との意見でした。
振興協議会スタッフとして、通学合宿については次年度に向けてリフォームを考えなければとスタッフ間でも意見交換していること・調理についても包丁が上手く使えない子が多くなっており子育ち教育を含めて検討が必要。みーもスクールについては保護者の参加は強制ではないが、少ないのは残念であり、次年度の課題とコメントしました。12月には最終報告会が雲南市内であります。学生さんに事業について自らが感じたことを素直にコメントしてほしい旨を伝え会を終えました。
みーもスクール・ふりかえりと木工品(ストラップ)作り授業を行ないました。
9月30日午後2時から阿用小学校4年生を対象に授業の始まりです。
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6月の木や森の役割についての授業、9月13日のヒノキ間伐作業体験、そして本日の授業でスクールは終了です。竹田森林インストラクターから「森は今秋です。森はどんな役割をしていましたか?」「秋にはどんな物がありますか?」と質問。子どもたちは「森は水・木がある」「秋にはドングリ・シイの実・クルミがあるよ」と答え。果実は森の生物にとって必要、紅葉がりは人間にとって癒しにもなるなど役目は多い。森は緑のダムと言われ自然界にとっても貴重。
ふりかえりが終了し、木工品作りの始まりです。
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今回の加工品は、ヒノキをベースにし、フクロウを接着するストラップです。
耳はケヤキの小枝、目は渋木を輪切りにし使います。まずは、ベースのヒノキを選ぶところからスタート。
竹田さんは、子供たちに番号札を選ばせて1番から12番まで順番を決め1番目の子どもから材料を決めさせました。子どもたちは、やっぱり大きい材料から取って行きました。*フクロウを2羽貼り付けようとすれば大きい方が良いですよね
ボンドで目や耳を取り付けます。位置や方向で表情も変化?
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竹田さんは巧みに子供たちの関心を引き寄せ、ひとつひとつ丁寧に指導されます。子供たちも一生懸命に加工作業を行ないます。
目を塗る作業が一番大変です。
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小ちゃな渋木の輪切り(直径3~5ミリ)に白いペイントを塗り、その中に黒ペイントで眼を塗るのですが、これが大変です。
約1時間かかって、完成です。各自の思いが表れたフクロウです。
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2羽のフクロウが、色んな表情があります。山の木々がこんな素晴らしい物になるなんて。みんな大喜びです。
夢ネットから取材もあり、子どもたちはインタビュウを受けました。
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作った感想は?「木の面白いところが一杯あって良かった」「難しそうだったけど製品が出来たので嬉しかった」と答えていました。
今回で みーもスクール(3回)が終了です。
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3回にわたったスクールも今回で終了。子供たちにとって山での体験、そして加工品つくりが良き思い出と山や木の大切さが残ってくれることを祈りたいです。
この事業に協力いただいた竹田正彦インストラクターを始め里山を守る会、保護者の皆さん、小学校の先生方に感謝申し上げます。ありがとうございました。