令和元年度人権・同和教育講演会が、12月7日(土)に阿用小学校図書室において、阿用地区振興協議会、阿用小学校、阿用小学校PTAの共催で開催され約40名の参加がありました。
講師には、昨年度の講演後にもう一度お話しを聴きたいとの声が多く寄せられ、昨年度に引き続き若手教師応援セミナー「元気塾PLUS」代表 仲島正教先生をお迎えしました。
今年は講演前に、5・6年生を対象に先生から命とは何か、自分の持っている時間の使い方、生き方など子どもの未来の財産になるお話しをいただき、子ども達も熱心に聴講したとのことで貴重な体験ができたようです。
講演は、「あーよかったな あなたがいて ~わたし大好き あなた大好き~」の講題で時間が経つのを忘れるくらいに笑いあり、涙ありの楽しい内容で、教師での経験を基に身近な内容を分かりやすく話され、聞き終わった後には、温かく優しい気持ちになれました。最初に読まれた絵本は、友達の「いいところ」を一生懸命に考えほめてあげ、更にお互いの「いいところ」に気付き、優しさには優しさが返ってくることが分かりやすく描かれていました。「優」とは、「憂い」のある人に寄り添うことであり、愛情を受け大切に思われることで自尊感情が育ち、人と人との温かいつながりを築くことによって心の銀行にいっぱいの貯金ができ、つらい時にはその貯金を使って乗り越えることができるとのことでした。
自分の足でかせぐこと、足を運ぶことが大切で、心配したり思うだけでは無関心と一緒であり、行動に移すことが必要なのだと話されました。今日帰ったら、家族に感謝や大切な人だとの思いを伝えてあげて欲しいとの宿題が出されました。
昨年と同様に、阪神タイガースのネクタイや上着(裏地がユニフォーム)も披露され、冒頭での先生の『拍手を1回』の掛け声で、参加者が一緒に拍手をすると会場の雰囲気がまとまり、講演最後の『拍手を3回』の掛け声でも参加者がそろって拍手ができ、今年度の講演も笑い声の中で終了しました。