令和3年度人権・同和教育講演会を11月28日(日)に感染症予防対策に留意を図り、阿用小学校体育館において、阿用地区振興協議会、阿用小学校、阿用小学校PTAの共催で開催され約60名の参加がありました。
講師には、昨年に引き続き、名城大学大学教授 曽山和彦先生をお招きし「子どもとのかかわり方を考えるために」~親から子へ かかわりの糸を結ぶ7つの言葉~パート2と題してお話いただきました。
講演は演習も交えて行われ、子供との関わり方だけでなく、地域の方には自分と周りの人との関わり方として7つの言葉を教えていただきました。
7つの言葉のポイントは、
1.言葉はスリムなほど伝わる(第1の言葉)
※言葉が多いと伝わりにくい
2.ほころびは、小さいうちに補修する(第2の言葉)
※「小さな乱れ」で止める
3.引き算でなく足し算をする(第3の言葉)
※ゲームの禁止・取り上げ(引き算)は難しいが、かかわりを楽しめる遊びなど新たな遊びを教える(足し算)
4.ストローク貯金をプラスにしておく(第4の言葉)
※ストロークとは、相手の存在を認める行為(微笑む、拍手する、ハグ、挨拶するなど)で肯定的なストローク(ハグして抱きしめるなどのスキンシップ)を増やすこと
5.うなずきという「現実の打ち出の小槌を振る」(第5の言葉)
※うなずくことで「安心」「信頼」の気持ちがわいてくる
6.「陰褒め(かげぼめ)」でお互いの仲を取り持つ(第6つの言葉)
※陰褒めとは、その人のいないところでほめること
7.今見ている景色を楽しむ(第7の言葉)
※「子育てという登山」‥目指す頂上は先にありますが今、目の前にある景色を楽しむことで次に一歩が踏み出せる
この7つの関わり方により、親子の安心・信頼が生まれ、子どもの成長にとって大変大事なことだと認識しました。また、日常生活を振り返り、この7つの言葉で気付くことが沢山あり、日々の生活に活かせるように心掛けたいと感じました。
体育館が会場のため少し聞き取れない所もあり残念でしたが、沢山の方に参加いただき有難うございました。